木目込み人形特集!木目込み人形はどのような人形?

コラム

素朴で愛らしい表情が古くから愛され続けてきた「木目込み人形」。お子様の健やかな成長を願って購入を検討している方も多いのではないでしょうか。木目込み人形は、扱いも簡単で現代にマッチしているとてもおすすめのひな人形です。
そこで今回は、木目込み人形の魅力をたっぷりとご紹介します。製作方法や歴史を知ると、より一層魅力が感じられます。

木目込み人形

木目込み人形とは?

木目込み人形はひな人形の一種で、桐の粉を糊で固めた土台に布を貼り付けて(木目込んで)作られています。一方で衣装着人形は、胴体に何層も衣装を着せて作られているのが対照的です。小さめで可愛らしいものが多いのが特徴。ひな祭りのために長く愛され続けています。

現代の生活にマッチした木目込み人形の特長

木目込み人形の特長は、なんといってもその扱いやすさ。小さいためスペースを取りにくく、収納が少ないご家庭でも保管が簡単です。ここでは、木目込み人形が現代の人々におすすめな理由をご紹介します。

破損しにくく扱いやすい

木目込み人形は、木製の土台に布を木目込んで作られているため、衣装が脱げてしまったりする心配がありません。出し入れやお引越しの際にも扱いやすく、多様な生活スタイルに合った特長です。

長く綺麗に保てる

木目込み人形は、その扱いやすさと破損のしにくさゆえ、長く綺麗に保つことができます。一生ものの宝物として、ご家族に代々受け継いでいくのも素敵ですね。

お子様やペットがいるご家庭にも安心

木目込み人形は、お子様やペットがお人形を触れてしまっても、衣装が脱げにくいのが嬉しいところ。とはいえ、過度に扱ってしまうと破損する可能性は否めませんが、万が一のことがあっても比較的安心です。

平安時代から始まる木目込み人形の歴史

木目込み人形の起源は、平安時代にさかのぼります。ここでは、その古い歴史を辿ってみましょう。

木目込み人形は平安時代のひな祭りがルーツ

平安時代のひな祭りがルーツ

平安時代の貴族の子どもたちは、「ひいな遊び」という人形遊びを親しんでいました。時を経てひいな遊びに使われる人形は豪華なものになり、飾って楽しむ習慣が定着するように。そうした中で、飾ることが子どもを穢れから守る意味合いを持つようになり、現代まで伝わる「ひな祭り」のルーツとなりました。

江戸時代に木目込み人形作りが確立

江戸時代になると、それまで貴族のたしなみだったひな祭りが一般庶民にも広く普及し始めます。すると職人も増え始め、製作方法も発展し多様に。その中で木地に布を木目込む製作が始まり、江戸時代に確立したと言われています。

繊細な技術を必要とする木目込み人形の作り方

木目込み人形の製作は、職人の技が光るとっても繊細な作業。ひとつひとつの工程に熟練の技術が詰め込まれています。その製作方法を知り、木目込み人形にさらなる想い入れを深めていきましょう。

型を取って木地を作る

まず、粘土で人形の原型を作り、木枠に入れて樹脂を流し込んで型を取ります。そこに桐粉と糊を混ぜ合わせたものを詰め込んで、型をはずして木地を作ります。人形のかたちの土台となる大切な工程です。

表面をならしてなめらかに

乾かした木地の表面を、やすりでなめらかにしていきます。布を木目込んだあとの手触り、そして表面の美しさを決める作業です。

筋を彫ってデザインを決める

彫刻刀を使って、木地に着物のデザインとなる筋を彫ります。仕上がりを入念にイメージし、次の工程で布を木目込んでも外れないよう、丁寧に彫っていきます。

布を筋に木目込む

いよいよ布を彫った筋に木目込んでいきます。筋に糊をつけ、へらで布を入れ込んでいくのが木目込みの作業。柄も考慮して布を取り、木地を彩っていく美しい工程です。

木目込み人形の顔を描く

人形のお顔を描く

頭のパーツにお顔を描いて表情を決めます。お人形に命を吹き込む繊細な工程。職人の技が光ります。

すべてのパーツを組み立てて完成へ

木地に手、そして最後に頭を取り付けて、木目込み人形はついに完成。少しの角度で表情に違いが出る頭の取り付け作業。慎重に木地と合わせる、息を飲む瞬間です。

まとめ

時代を超えて愛され続ける木目込み人形。どんな生活スタイルの方も、お子様の幸せを祈り毎年飾りたくなりますね。
くろちくが製作する木目込み人形は、古ちりめんをあしらった、美しく華やかな色彩の中に渋みが感じられる作品。あざやかな色合いに、どこか懐かしさを感じる深みがあります。
部屋の片隅で生活にそっと寄り添う愛らしい木目込み人形を、ぜひ飾ってみてはいかがでしょうか。

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